私が『サンボル布・AIガジェット柄』でデザインしたかったのは生成AIの画像でももう布に十分印刷できるということでした #サンボル布 #サンボル商会

しかも、ちょっと変わったくっつく布に印刷できるのですから、もっといろんな布にも印刷できてしまうということですよ

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昨年、あたらしくはじめたことの1つがサンボル商会でありました。

で、そのサンボル商会、あれこれと製品を出しているのですが、今のところの最新作が「サンボル布」であります。

でだ。

年末にあれこれ立て込んでいる中、なんか知らないうちに超速でリリースされたので、サンプルも手元にない状態でご紹介するのが遅くなりました。

まずは、サンボル布の布としての性能の部分ですが、要するにここ何年かいろいろなところから出ているくっつくラッピング系クロスという布であります。

これは知ってる人とそうでない人で、かなり印象が変わる布なのですが、とにかく特に力をかけることもなく、表面とうら面が勝手に吸着する感じは、未体験の人にはぜひ体験して欲しいものです。

表面とうら面があるのですが、それなりに厚みもあるので、デジカメ・ガジェット・ケーブルなんかをさっと包むのに最適ですし、ノートPCとかHHKBも包むことができます。

さらに。

それだけだと、ものすごく特徴のある布ではないわけで、少なくとも私がやりたかったのは、そんなくっつく布でももうわりと自由自在にプリントできるというところをお見せしたかったということなんです。

幸い、サンボル商会には、堀江さんというプリントの専門家がバックアップしてくれているので、そこに挑戦しない手はないわけです。

あまつさえ。

じゃあ、自由に印刷できるといっても、そんなだれもが印刷したい画像とか用意できるわけでもないわけです。

そうなると、生成AIで出力した画像をプリントしてもきれいな布として仕上がると、それはもうわりとだれでもできる布として存在できるのではないかということなんです。

はい、大げさにいうと、くっつく布の民主化ということですね。

さてさて、長い前振りはこの辺にして、私がデザインした「AIガジェット柄」についてご説明させていただきます。

大事なものを不思議な力で包んで守る『サンボル布・AIガジェット柄』

今回、AIガジェット柄という名前でくっつく布にプリントしたのは、以下の画像です。なお、画像サイズは1024です。

大事なものを不思議な力で包んで守る『サンボル布AI・ガジェット柄』の原案

画像の生成をしたのは、ChatGPT経由のDALL·E3。呪文は「デジカメとか、ガジェットとかつつむぬのの柄を考えてください」という単純なものです。

そこから少しアレンジして、下のような柄も出力したのですが、結局いちばん最初に出力した画像がいちばんよかったので、そのまま採用としました。

大事なものを不思議な力で包んで守る『サンボル布』の没案

そして、原案のままだと、どこのなにものなのかわからないので、サンボル商会のロゴをうまくはめてもらいました。

サンボル商会のロゴと完成したAIガジェットの柄

どうせなら、原案とならべておきましょう。

実際のプリントの風景はこちら。わりとちゃんと1枚1枚印刷するんだなあと思いました。

そして、手元にサンプルが届いたので、実際の製品の写真でプリントの感じを見ていただければと思います。

少しふわふわした感じの布に意外ときれいに生成AIが出力した画像が印刷されているなあと思ってもらえれば、その感じで問題ありません。

そして、パッケージされた様子などの動画は、こちらでどうぞ。バリバリというよりも、ペリペリという感じで吸着する感じがどうにも伝わりにくいのが悩みといえば悩みですね。

ということで、新年早々宣伝でありますが、この「サンボル布・AIガジェット柄」、私はサンプルが届いてから、毎日使っています。

もし、この取り組みが面白いなあと思ったら、ご購入いただいてもいいですし「いや、うちのこの柄を印刷したい」とお問い合わせいただいてもけっこうです。

ということで、今年もサンボル商会をよろしくお願いいたします。

大事なものを不思議な力で包んで守る『サンボル布』

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ブロガー、ライター、広報・マーケティングアドバイザー、プロダクトデザイナー。2011年アルファブロガー・アワード受賞。ひらくPCバッグシリーズのデザインにて、2016年グッドデザイン賞受賞。著作 → http://amzn.to/qGzqgt