絵を描くとはどういうことか?「ブルーピリオド」1巻 #137冊目 #1000冊紹介する

これはとんでもない大仕事に挑戦しているマンガです

学生の頃から、絵を描くということを題材したマンガは大好物です。安達哲の「ホワイトアルバム」「さくらの唄」、最近は東村アキ子の「かくかくしかじか」などがそうです。

で、アマゾンでこの「ブルーピリオド」見かけて、すぐ買ってすぐ読みました。

いやあ、これはすごいマンガですよ。

まずは親との進学問題の不一致という、普通ならまるまる1巻とか使って描くような大問題を、たったの見開き1ページで納得させるマンガ家としての圧倒的な力量。この作家のただものではない感を説明するのに、うってつけの描写でした。

芸事というのは、絵に限らず、それなりの成果のためには、スキルだけでも衝動だけでもセンスだけでもダメで、全部かけ合わせた上で、さらにもう1つなにかが必要な領域の話です。

しかも、芸事の中でも、さらに絵といういちばん説明が困難な領域で、マンガという絵で説明するという仕事が大仕事でなくてなにが大仕事なものですか。しかも、これマンガにしかできない仕事をちゃんとやってる。そこがまたすごい。

まだ1巻しか出ていませんが、続きがどこまでも楽しみなマンガです。