DJI OSMO Pocketを買った理由はGoProよりも昼も夜も黒がちゃんと出るから。そして実機でこのあたらしいカメラの誕生も確認してきました #OSMOPocket
DJIのあたらしいカメラ OSMO Pocketが発表されました(その前日にリーク動画出てましたけど)。
ひと言でいうと、今欲しいものが出てくれた感満載で最高です。
- 手にもカバンにもおさまるサイズ感
- スマホ以上一眼以下の動画スペック
- USB-C充電
個人的にはこの3つが確認できた時点で買いだったわけです。
というのも、ここのところちょい撮り動画・タイムラプスなどがお手軽にできて、4K/60fpsまで対応しているデジカメをずっと探していたんです。
ZENMUSE X3と同じ1/2.3センサーを搭載し、静止画1200万画素、動画撮影UHD4K(3840x2160) 24/25/30/50/60fpsが可能です。
80°の視野角(FOV)、さらにF2.0の絞りを搭載し、アクティブトラック/モーションラプス/3x3 パノラマなどのスマートな機能も利用可能です。
バッテリは875mAh。140分の撮影ができる。汗ばんだ手でも滑らないというグリップを採用。
ということで、その動画用デジカメとしてGoPro Hero7も候補に出ていたんですが、GoProってもちろんアクションカムとしては大傑作なんですけど、普段使いを使用としたときには、GoPro意外と本体以外にちょいちょいいろいろとくっつけないと、実質使えないんです。
あと、過去に私GoProは何台か使っているので、ちょっと使い勝手に飽きているというのも実際あります(笑)。
さらにですね、過去にいろいろと因縁のあるGoProとDJI。さすがDJI刺しにきてます。ちゃんとGoProマウントのオプションがあります。
ということで、OSMO Pocketをアクションカム的に使う場合は、これまでのGoProマウントの数々が資産として使えるわけですな。
しかし、このOSMO PocketのGoProマウントって、完全にかっこうの卵。これは狡猾で効果的なやり方ですね、お見事。
さて。
とはいえ、大事なのはデジカメなので画質です。そして、あっさりもうYoutubeにそのままがっつりとGoPro Hero7 VS OSMO Pocketの比較動画がたくさんあります。
で、参考になったのが、まずはこのレビュー動画。まずは昼の画質なんですが、OSMO Pocketの方が黒が出る調整なんですよ。
今どきのハイキーな感じの動画に仕上げているGoProはそれでそれでお見事なんですが、個人的には黒が出ている感じの方が好きなんです。
そして、購入を決めたレビュー動画がもう1つ。
こっちの動画で確認できるのは、夜の撮影です。そう、夜でもOSMO Pocketの方がしっかり黒が出ているんです。
そして、たしかにGoPro Hero7のジンバルいらずに画像処理はすばらしいのですが、こと夜になるとやはりカメラをジンバルで物理的に動かして補正しているOSMO Pocketの方に軍配が上がるなあと。しかもOSMO Pocketの方がf2.0でレンズが明るいわけです。
ということで、サイズ感と単体で細長くて持ちやすいOSMO Pocketが今回は勝ったというわけです。
で、ここで記事公開する予定だったのですが、朝からツイッターでぶつぶつ言ってたらお声がけいただいて、DJI OSMO Pocket発表会のあとの時間にご招待いただいて、実機も見てきました。いや、もうヨドバシに予約入れちゃってるんですけどね、、、
そして、そのOSMO Pocketの実機ですけどね。写真で見るよりも、とにかくすごくずっと小さい。
スマホとつなぐための端子があるので、そのライトニングの端子を見てもらうと少しは実感出るでしょうか?
OSMO Pocketの大きさを形容するのに、個人的には以下の3つが気に入ってます。
- うまい棒
- カロリーメイトに10円玉のせた感じ
- ガジェットとしての持った感でいうと、実際には厚みは違うけど、THETA
オプション品も揃ってます。
このハイパー自撮り棒こと延長ロッドは、ハードに使う人には必須でしょうね。
しかも、このOSMO Pocket用の延長ロッドすごく軽いんです。最初、手にしたとき「え!?これモック?」と聞いてしまったほどです。
そして、街中での利用を想定しているOSMO Pocketですが、まさかのGoProマウントまで準備していますから、GoProマウントの資産をそのまま生かすこともできるわけです。このかっこうの卵的な考え方、狡猾でかつ効果的ですばらしいです。
そこそこ使うようになると、OSMO Pocketを少し離れたところに設置してタイムラプスなんてこともしたくなりますから、ワイヤレススタンドも欲しくなるでしょうね。
当然NDフィルターも、、、そうなると充電ケースも、、、いっそコントローラーホイールも、、、ということで、けっこうオプションも結局は揃えてしまう気もします。
実機、それほど長くは触れなかったのですが、とりあえず関心したのはタイムラプス。
まず、タイムラプスの設定の手順がとてもいい。
最初にスタートポイントを決めて、次に必要があれば目玉のようなレンズ部分を動かして、エンドポイントを決めます。
そして、そのまま撮影間隔と撮影時間を決めてスタート。
撮影が始まってしまえば、あとは画面内でカウンドダウンが表示されているので、あと何分待てばいいのかが一目瞭然です。
そんな感じで5分だけですが、その場で撮影したタイムラプスが以下。これがはじめて触って、ミスなく、セットアップ30秒でできるというすごさ。これが本体に画面があって、本体だけで完結している強みですよ。
つまり、以下のご指摘のとおりということですね。
なぜ、このタイムラプスが優秀なのかというと、ざっくり3つ。
- 首振りジンバルの安定感
- 本体が小さくて軽いのにしっかりしている
- レンズが明るめ(f2.0)
で、この利点はパノラマ写真でも、もちろん有効です。
以下、4枚ほど貼っておきますが、これも触っていきなり撮影して、かつ撮影時間は数秒です。
あ、そうだ。
もちろん、触らせてもらったのは評価機というところはお忘れなく、なお、近いうちにファームアップも予定されているらしいです。OSMO Pocket、まだまだ進化するということですね。
でだ。
たぶん、もうきのう一晩だけでも「なぜ、こういうカメラが日本のデジカメメーカーから出てこないんだ!」とか5万回ぐらい言われていそうですね。
でもですよ。GoProにも作れなかったものを、今回djiは作り出したわけですよ。そりゃ、デジカメメーカーからは出てこないのも当然ってことでいいんだと思います。
OSMO Pocketのすごさを端的にいうと、2つ。既存製品の破壊とあたらしいカメラの誕生ということです。
既存のカメラの破壊という意味では、今回のOSMO Pocketがぶっ壊した市場はかなり大きいです。
- 一部の、でもけっこうな数のコンデジ
- アクションしないGoProの市場
- 主に中華系のジンバルマーケット
- カメラに特化したハイスペックスマホ
ここだけでも、相当にゲームチェンジャーですが、そこにあたらしいカメラの誕生という要素まで加わります。
このOSMO Pocketのなにがあたらしいのかというと、スマホ・インスタ時代のスマホの次に買うカメラとして、ゼロベースで開発設計されているとしか思えないところです。
スマホの次に買うカメラとして、これからは一眼レフでもコンデジでもなく、このカメラになるんだなあという意味で、実にネイティブなのです。
それを整理するとこういうことになるかなあと。
デジカメとしてスマホにできないことをスマホ以下のサイズで実現している
ここなんですよ。
毎日、スマホといっしょに持っていってもらうためには、このサイズ感と独立して使えるという部分をクリアしていないとダメなんです。
- スマホを2台持っていくやつはそういない
- 必要もないのにデジカメもっていくやつはそういない
- 本体以外にいろいろと持っていかないと使えないカメラを毎日もっていくやつはいない
- でも、毎日持っていないとシャッターチャンスは逃しまくる
- せっかく買ってもらったのに数えるほどしか使ってもらえないのでは意味がない
今回、貸し出しは間に合わなくてできなかったのですが、それでも上にあげたようなことは、簡単に想像がつきます。つまり、それぐらいの完成度なんですよ、OSMO Pocket。
ということで、以下発表会当日のツイートになります。こんなに連投してたんだな(笑)
あと、このDJIのOSMO Pocketの公式動画がすごくいいんですよ。
このカメラメーカーが動画マーケティングをどうしかけたのかの話は、またどこかで。