Polaroid I-2、ついに日本上陸。そして、そのアンバサダーやっておりますという報告
Polaroid I-2、これ要するに最新の最高のハイエンドポラロイドカメラというもので、実は日本以外では半年前から発売されているものです。
で、個人的にも、I-2は日本ではいつ?どう?展開するのかな?ということを思っていたカメラでした。
ところが、ある日突然GREEN FUNDINGさんに呼び出されまして「いしたにさん、ポラロイドの最新カメラのアンバサダーやってくれませんか?」と言われました。
なぬ?、話をくわしく聞かせてください。
となり、あれやこれや調べているうちに、私はポラロイドの専門家ではないですけど、この今のポラロイドという会社にまつわる復活劇の話はめちゃくちゃ面白いことに気づくわけです。
そんなわけで、、、こんな面白いものお手伝いさせてください!
とうっかり言ってしまったので、私が日本におけるPolaroid I-2アンバサダーというものになぜかなっております。
そんなわけで、あれやこれやの話をこれからします。
Polaroid I-2のクラファン開始
で、まずはPolaroid I-2については、以下の動画を見てもらうのがいちばんです。
- チェアマンであるオスカーの思い
- 日本と日本人エンジニアへの敬意
- 今の技術で最新で最高のアナログのポラロイドカメラ
- とにかくレンズとビューファインダーとLiDAR
そして、すでにI-2のクラファンはGREEN FUNDINGでスタートしております。
おかげさまで、すでに目標金額は達成して、徐々にポラロイド好き・写真好きのみなさんに支援いただいています。
Polaroid I-2アンバサダーとしては、まずは写真を撮るしかない
ということで、まずは撮影です。私自身、ポラロイドは撮ったことはありますが、I-2では撮ったことがありません。ということは、まずは1回目の撮影。
Polaroid I-2の最初の撮影の感想は以下。
- ビューファインダーが明るくて見やすいので撮影しやすい
- どこにフォーカスを合わせるかを半押しで選べる
- フォーカスすると、距離がビューファインダーに出るのでわかりやすい
- レンズキャップがついてます、フィルムがありませんなどの案内が親切設計
- フラッシュは基本使う感じでいい
- とにかくシャープに撮れることにびっくり
- そして、とにかくフィルムとそのフォーマットでまちがいなく、これはポラロイドであるということ
いや、Polaroid I-2。これはちょっと想像以上におもしろいカメラですよ、、、
Polaroid I-2の写真が必要なので、さらに撮影しました
I-2は、いいカメラということがわかったのですが、Polaroid I-2を使っている様子の写真がありませんでした。そうです、I-2を使っている人のポトレが必要です。
で、こういうときは、ロシアシネレンズに限るのですよ。
という撮影欲を私は止められず、なぜかそのままフォトモデルをお願いしていました。
REVLUVのVO MIKAさんです。
Polaroid I-2を使っている様子が撮影できたら、そのままPolaroid I-2での撮影に移行。
ポラロイドを知っている人であれば、おわかりだと思いますが、銀塩フィルムに比べれば、鬼早ですが、今のPolaroidのフィルムの場合、最初に画像が出てくるまでに、なんだかんだで、15分ほどかかります。
そして、そこからしっかりと色が定着するまでに30分。欲を言えば、一晩置くとさらに色が定着する感じすらあります(次のカレーはうまいみたいな感じ)。
Polaroidが「imperfectionists」という言葉、つまり直訳すれば不完全主義者という言葉で、ポラロイドの写真のことを呼ぶ理由がここにあります。
ポラロイドは、しばらく待たないと写真がどういう出来栄えになるかはわかりません。でも、だからこそおもしろいわけです。
もちろん、この待ち時間はわりと長いです。でも、その長さのおかげで、今撮った写真について、話をする時間が生まれるのです。
一応、ご説明しておきますが、フォーカスについては、I-2はLiDARで測定しているので、撮影の際にミスしなければ、フォーカスは暗くても狙い通りのところにきます。
でも、写真のよさを決める要素って、フォーカスだけではないですよねということです。
新開発のレンズとLiDARとビューファインダーのおかげで、撮影時のミスはかなり軽減できるようになっているのが、今回のI-2です。しかも、絞りもシャッタースピードも追い込むこともできます。
でも、写真の良しあしはその先にある、それが「imperfectionists」ということなのです。
さてさて。
さっきのPolaroid I-2を使っている様子を撮影している間になにかに使うかなとクリップ的に短い動画も撮っていました。ホント、さくっと撮ったという感じです。でも、ロシアシネレンズは動画でもいい仕事をするのですよ。
で、いいクリップ動画を見てしまったら、つなぎたくなりますよね。そして、つないでみたらいい感じなんですよ。いい感じのショート動画ができてしまったら、音楽欲しいですよね。
Udioを使えるようになっていたので、はじめてUdio使ってみたら、またいいい感じなんですよ。
そしたら、音に合わせてうっかり編集してしまったんです。
それをPolaroidのHQやAPACのみなさんに見せたら、Goodをいただいてしまいました。
ということで、私がうっかり作った動画がポラロイドの日本のプロモーション動画として採用されてしまいました、
うっかり作った動画がどうしたこうなった(笑)。
今、日本が今世界でいちばんPolaroid I-2が安く買える
海外ですでに先行で発売されているPolaroid I-2。こういう製品を日本に持ってくる際に、どうしても気になるのがその価格です。
今回のクラファンでは、I-2の値段は為替をそのまま適応した価格です。そして、そこにフィルムがついて、かつクラファンということで、割引になっています。
つまり、Polaroid I-2を世界でいちばん安く買えるのは、このクラファンなのです。
そして、大事なところなので、太字にするのですが、I-2って要するに世界最高のインスタントカメラなので、そのジャンルの世界最高のものがこの値段って買えるのって、それは実にすばらしいことなわけですよ。
SHIBUYA TSUTAYAにGREEN FUNDINGブースが登場しているという幸運
さて、TSUTAYAといえば、シブツタのリニューアルオープンが話題になっています。IP展開を中心としたテナントとして、がっつり舵を切った感じで、これはなかなかにすごいです。
そして、あのシブツタの2階のスタバもすっかりこんな感じに、この内装のあまり他ではみない感じもすごいです。
で、そのシブツタの3階と4階がSHARE LOUNGEとなっているのですが、そのエレベーター近くの一角がGREEN FOUNDINGのブースとなっております。
というのも、エレベーター周辺は、SHARE LOUNGE利用者でなくても見て回れるようになっているんです。
要するに、GREEN FOUNDINGのブースはシブツタ4階と覚えてください。
今回、『SHIBUYA TSUTAYA』4階 SHARE LOUNGEに開設する「GREEN FUNDINGタッチ&トライ」では、国内外メーカー・スタートアップが、世界中の人が集う渋谷スクランブル交差点という最高の場で、無料で新製品をPRし、店舗スタッフを通じて消費者のフィードバックを得ることができます。
そして、そのシブツタの4階に、早速Polaroid I-2が展示されています。
早速、I-2を目当てにきてくれている人たちもいるそうで、これは実によかったよかったというものです。
でだ。
さっきの「The Story behind the Polaroid I-2 Instant Camera」のほぼ冒頭に渋谷のスクランブル交差点が出てくるんですよ。
そして、この動画が作られたのは、それこそ今回のクラファンが始まることが決まるずっと前なんですけど、その動画に出てくる場所で、日本のI-2の展示が始まるって、なんていうかねえ、もうねえ、なにかの運命ですかねえ。
で、この日はMIKAさんもシブツタ見にきてくれたので、I-2でさらに追加撮影。
で、これからホントに当たり前の話をしますよ。
やっぱり、写真ってカメラという機械で撮るものなので、撮影枚数増えてくると身体になじんできて、上がりの写真もよくなってくるんですよね。
しかも、I-2というポラロイドの場合、フィルム1パックで8枚が基本ですから、8枚でひと勝負かけないといけないんですよね。
普段、デジカメで慣れていると、ホント8枚なんて油断して撮影していると一瞬でなくなる枚数です。自然と1枚1枚集中して撮影することになります。その緊張感がまた心地いいのです。
Polaroid I-2はなぜ「I」で「2」なのか?
Polaroid I-2というカメラは、現在のポラロイドにおいてハイエンドのカメラです。
でも、なぜそのハイエンドカメラがI-2という名前なのでしょうか?
まず「2」についてですが、実はI-1というカメラがあったのです。
I-1のときですら、ポラロイドフォーマットのカメラとしては、実に20年ぶりのカメラでした。
でも、このときの会社の名前はIMPOSSIBLE Project。
実は会社の中身は、今のポラロイドと基本的には同じなのですが、このときはポラロイドという名前ではなかったということなんです。
IMPOSSIBLE Projectは、その後Polaroid Originalとなり、そこからさらにPolaroidという名前になりました。
はい、もうおわかりですね。I-2の「I」はIMPOSSIBLEとINSTANTのIなのです。
ということで、ポラロイドの名前を冠したインスタントカメラとしては、I-2は20年以上ぶりの新作なわけです。そこを理解すると、I-1のデザインとI-2のデザインの方向性がまったく違うこともわかります。
そう、I-2は元々あったポラロイドのデザインの方向性の今の形なのです。
で、ここから、Impossible Projectというすてきなプロジェクトの話をしたいのですが、さすがにここでその話をすると、さらに話が長くなりすぎます。
ということで、ここでは、そのときのImpossible Projectのインターンが今のポラロイドの会長であるということだけお話して、当時のことを記録した映像を貼るだけにしておきます。
Polaroid I-2はどういうカメラなのか(おさらい)
おかげさまで、今回のクラファンとPolaroid I-2はすでに多くのメディアなどに取り上げられています。
そして、I-2をとにかく触って欲しかったのが、市川渚さんでした。
デジカメ専門媒体でも取り上げていただいたのは、今回のI-2はアナログカメラですけど、その中身にデジタルの要素がしっかり入っているからです。
そして、動作音の心地よさの話もあります。
そうそう、コラボフィルムなんてものもあるのです。
そうですそうです。ファインダー、ホントいいですよね。
はい、マニュアル撮影いけます。
Grahamが着ているTシャツに注目してくださいw
Polaroid I-2が体現する写真の多様性
そもそも、インスタグラムというのは、このポラロイドが生み出したフォーマットをネットの世界に持ち込んだSNSでした。
正方形、白枠、古い感じになるフィルター。いずれもポラロイドが生み出したものです。
でも、今やっていることは、復活したポラロイドのカメラで撮ったフィルムをスキャンして、インスタに投稿するということです。
もう話が何周しているんだ?ということではあるのですが、I-2自体がそういうカメラであるように、デジタルとアナログに境界線を作るのではなく、その時その時で最適なものを選ぶというのは、今の写真が持っている多様性なのだと思います。
私は、世代的に銀塩フィルムのハーフサイズカメラから写真をはじめて、フィルムの一眼レフ、デジタルカメラ、スマホという順番で写真とカメラを体験してきています。
これはこれでいい体験でしたが、物心ついた時にはもうネットもスマホもあった世代にとっては、そこをロールバックしていく体験がおもしろいというのも、実にわかります。
そして、スマホでいくらでも写真が撮れる時代に、ホントに1枚しか写真を撮れないインスタントカメラが、I-2をきっかけにして、また新しい歴史を刻んでいくのを見れるというのも、これは実にありがたい話です。
というか、写真ってホントおもしろい。
いや、写真ってホントむずかしい。でも、だからこそおもしろい。
だって、20年を経て、ポラロイドの新作カメラが出るなんて想像もつかなかったですよ。こんなものおもしろいに決まってるんです。
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