ウェブメディアびっくりセールはもうこれ定例化するしかないですねという大盛況 #webメディアびっくりセール

Webメディアこそ物販をやるべきという自説がまたも証明された結果におれは大満足

いしたにまさき
8 min readMar 15, 2017

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2月の末の週末に東京・蒲田でウェブメディアびっくりセールが開催されました。

デイリーポータルZの呼びかけで実現したものですが、開催されてみてびっくりしたのが、こういうウェブメディアが集まるイベント、それも販売をする会って、これまでありそうでなかったですよね(私の知ってる範囲では)。

で、結論を先に言ってしまうとこれはもうとにかく続けて定例化されていく伝説の第1回になったんじゃないかと思ってます(ちょっと言い過ぎ)。

配布されたチラシの林雄司さんの言葉

ウェブメディアの中の人らが集まって、同人誌やZINEを手売りするイベントです。似顔絵を描いたり(イラストレーター)、マッサージをするぞ(指圧師)という出展者もいます。デイリーポータルZのライター勢がここ数年有志でコミックマーケットに出てまして、自分で出版物やグッズを作って売るのが楽しいのでみんなでやろうぜよと仲間に声をかけたのがことのおこりです。

当日の様子は以下のような感じです。

いや、これホントそうだったんです。私はたぶん1時ぐらいに現地に到着したのですが、すでにこの大盛況ぶりでブースによっては販売しているものに近づけないほどでした。

で、そんな中でも別格というか反則だったのが、巨大な黒ひげ危機一髪。

とにかくでかいので目立つ。

しかも下手にトライすると罰ゲーム付きというさすが鬼の宮脇さんの企画です。

そして、イベント会場にどんどん人が増え続けていました。歩いていると、何度も友人・知人と出くわして話し込んでしまうという感じ。

で、諸事情があったので、販売以外のイベントには参加できなかったんですが、そっちも盛況だった模様。

林さんの10円シリーズはWebメディアを運営する上でのヒントがたくさんありました

で、私がこのWebメディアびっくりセールで購入したものは、まずは以下のもの。

林さんのハトについては、他の話もあるので、いつかそのうち別途ポストします。

そして、こちらの似顔絵。

にがおえの絵柄は、F(ファンタジー)先生風、海鮮家族風、大阪の金融業者風の3つの中から選べるという北村ヂンさんのコーナーでした。

どれか一択となると、F(ファンタジー)先生風をそりゃ選びますよね。

で、Webメディアびっくりセールから10日ほどして、メールでそのF先生風の私の似顔絵が届きました。

じゃん!

で、この似顔絵について各方面からコメントいただきました。

  • 似てる!でも人の悪さが消えてる
  • 片方の眉毛だけあがってる感じが欲しい
  • 口元もウシシ感が必要
  • 大人になっても海賊になるとかそういう系の夢を追ってる人の顔!(という狂気
  • 似てる。だけど、なんか本人に取り憑いている悪霊が取り払われたみたいな感じ。 性根がとても綺麗な感じで、心優しい感じ
  • むしろ憑きものが落ちすぎてサイコパス的
  • きれいなイシタニさんや!
  • がなさすぎるw

みなさんの中にある普段の私の印象って、なんなんでしょうね。

ということで、こういう反応をいただくと、どうして私は海鮮家族風と大阪の金融業者風のにがおえも発注しなかったんだろうか?という後悔ばかりが頭の中を占めていきますね。

追加発注とかしていいのだろうか、それとも次回のブースをお楽しみしてくださいということなのだろうかという感じです。

私は2時間ほど滞在して引き上げたのですが、結局この「ウェブメディアびっくりセール」は1500人近い来場があったみたいです。

12時から17時までという決して長くはない時間だったのにすごいですね。

でね、このWebメディアびっくりセール。とにかく楽しかった記憶しかないんですよ。他では売ってないものを、普段知ってるWebメディアの文脈で売るわけですからおもしろくないわけがないんです。

Webメディアこそ物販をやるべきだというのは、手を変え品を変え、何度も言ってきたことですが、それがこのイベントでも証明されていました。

すでにイベント感想の記事もいくつか出ています。

これだけ人が集まるのですから、そりゃ第2回もあるはずです。というか、開催されないわけがない。

というわけで、「伝説の第一回になる予定」と銘打たれたWebメディアびっくりセールですが、本当にWebメディアが好きな人にとってはプレミアム過ぎるイベントだったと思います。あまりにプレミアム過ぎてなんだかいろいろもったいない気持ちになるくらい。

今回の来場者数は、主催のデイリーポータルZさんの予想を大きく上回るものだったよそうで、打ち上げの場で編集長の林さんは「年内にも2回目をやりたい」「次回はPio1階の大展示ホールでやりたい」とおっしゃっていました。

終了後の懇親会で聞けばどこも目玉商品はオープン後1時間を待たずに売り切れたところが多かったようだ。

誰も彼もが驚いて興奮ぎみであった。本当にみんなびっくりした。ああそうか、だから「びっくりセール」だったのか。張ってもいない伏線を回収してしまった。

で、最後におまけ。

このご指摘はまさに大正解で、この手のイベントで1万円札を出す人が続出すると、おつり係が死亡するんです(笑)。

ということで、Webメディアびっくりセールの第2回が開催されたときには、みなさん事前にどっかでガムとか飴とか買って、小銭を握りしめて参加しましょう。

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ブロガー、ライター、広報・マーケティングアドバイザー、プロダクトデザイナー。2011年アルファブロガー・アワード受賞。ひらくPCバッグシリーズのデザインにて、2016年グッドデザイン賞受賞。著作 → http://amzn.to/qGzqgt