この日、私はすっかり虜になっているFujiのX100Fを持って、豚組に向かったのですが、PhilもAlexも私のFujiを見るなり「おお!Fujiいいよね!おれもFuji使ってるよ」「おれもおれも」といきなりデジカメトーク。この2人はお久しぶりですとか言わないんですよ(笑)。
で、そのデジカメというかFujiトークで聞いたところによると、PhilはX-T2を使っていて、AlexはX100Tを使っているけどX100Fも気になっているということでした。
そういえば、なにかの時に、その時も豚組でしたけど、たしかマイクロフォーサーズではじめていい広角レンズが出たんだよね。うん、だからさっき買った!みたいな話をしてました。
最近、周囲にFujiに転向する人が異様に多いのですが!、この2人もまさかのFuji転でした。たしかPhilはパナソニック派でAlexはNikon派だったはずです。
なんかねえ、PhilとAlexは「この人たち、やっぱりわかってる」としか言いようがないんですよね。
ということで、この事実を富士フイルムのみなさん、覚えておいてください(笑)。
この日は、特にPhilとAlexが2人で日本で揃うのは最近では珍しかったこともあり、日本文化・子供と教育・社会と組織と働き方なんていう話をずっとしていました。
なお、Evernote後のPhilの現在は以下のような感じ。主に投資方面の仕事です。
そして、Alex。
Alexの現在は以下のような感じ。
なんとドローンで自宅警護するという仕組みを作っています。さすがAlexとしか言いようがない(笑)。
https://www.facebook.com/sunflowerlabs
Evernoteの創業者であり、現在はGeneral CatalystでManaging Directorを務めるPhil Libinは、今回の投資に踏み切った理由の1つは、彼がSunflowerの創業者をよく知っているからだと話す。Pachkov自身もEvernoteで10年以上働いた経験があり、Sunflowerの他の社員にもEvernote出身の者がいる。
しかし、LibinはSunflower Systemのコンセプト自体にも興味があった。
「ホームセキュリティという分野は、製品が消費者の期待に応えられていない業界の1つです。敷地全体を監視するという現状のシステムでは、家庭で味合う楽しみを増すことができないばかりか、被害妄想を生みかねません。スマートなセンサー、ドローン、人工知能を組み合わせることによって、家自身が自己管理する仕組みをつくり、ユーザーは自分の家の周りで起こっていることをこれまで以上によく知ることができるのです」とLibinは話す。
で、帰り道に気づいたんですが、PhilとAlexとじっくり話したのって、実に久しぶりだったんですよね。
で、この2人が話している姿を見ているとAlexがしゃべるとPhilがだまり、PhilがしゃべるとAlexがだまるという感じなんですよね。
この2人がEvernoteにいた間、日本でもSFでも何度も会っていますが、振り返ってみると、Evernote本社のオフィスでとか、カンファレンスの会場の空き時間とか、日本でのイベントでとか、要するにみんな忙しいときなので、そんなゆっくり話す時間なんてなかったわけです。
ビジョンを作るPhilと楽しむのがうまいAlex、この2人が同じ場所にいないと生まれない空気がやっぱりあるんですよね。やっぱ、いいわこの2人。
なお、この日はバリューイノベーションの南さんが長年やってきたパンツとジャケットを発表した直後で、その商品がAlexのところにも届いてました。
Alexいわく「いきなり大きい段ボールが届いてさあ。開けたらパンツとジャケットなんだよ。なんの説明もなかったけど、南さんからの荷物だったので、とりあえず着てみたよ」とのことで、この日Alexはちゃんとそのジャケットとパンツ姿で来ていたというわけです。
なんかね、感傷に浸らさせていただきますが(笑)、私はこの2人と出会ったことで要するに世界に手が届いたんですよ、こんなこと人生で2回もあるようなことじゃないんです。
で、そんな2人が今でもわれわれと会ってくれるのがすごくうれしいんですよね。小並感ですいませんが、そうとしか言えない。
ということで、この日も「また、会おうぜ!」とハグして別れました。きっと、また会うでしょう。いや会えなくても問題ないんですけど、会うとか会わないとかいうことじゃなくて、この2人が元気な姿を見れてとても私はうれしかったということです。