当日のツイートの様子はいっしょに行った人たちのものと合わせて、まとめております。
会場からのツイートへの反応が実に多く、次の日になっても続いていました。これは普段IT系のイベントとかでツイートするよりも多いぐらいでした。注目されているんですね。
また、当日はYoutubeライブでの配信もされており、録画も残っていますので、そちらもぜひどうぞ。
で、日産NOTE e-POWER 4WDの話をする前に、まずその前提の話からしましょう。
2017年日本でもっとも売れたコンパクトカーは日産ノートでした。
さらに、2018年上半期も引き続きも絶好調で、なんと2018年上半期で全セグメントで最も売れた車がノートになりました。日産としては、これは48年ぶりに国内トップの座を奪い返したということになります。
で、ここでなにが言いたいかというと、日産の販売成績の話をしたいわけではなくて!
今日本でいちばん売れている車がノートであり、そのノートの販売の約7割がそうであるノート e-POWERが、2018年の新車としては、もっともスタンダードな車であることを!
まずは確認しておきたいわけです。
そして、ノート e-POWERは北海道や東北でよく売れている車で、かつノーマルでもノート e-POWERは雪道に強い車なのです。日産ノート e-POWER 4WDの発表会が札幌で行われたのもこの辺が理由なのでしょう。
▼ノート e-POWER・雪道CM(4WD版ではない)
さて、そろそろノート e-POWER 4WDの話をしましょう。
一般的なガソリン車の4WDというのは、1つのエンジンで4つの車輪を駆動させています。ところがノート e-POWER 4WDはここがぜんぜん違うんです。
どういうことかというと、要するにモーターが2個なんです。2倍です、2倍!2倍!。
4WDなだけじゃなくて、2モーター、ここ大事。
e-POWERというパワートレインが、そもそもシンプルにできている上に、1つのモーターから複雑な機構で4つの車輪を回すのではなく、前後にモーターを置いています。そのため、前後を独立して駆動させるので、4WDになってもe-POWERはシンプルな構造のまま。ここがすごい。
ホントにうしろにモーターあるのかな?と思ったので、ちょっと潜って写真撮影してみました。たしかにありました、まあなかったらびっくりですけど(笑)。
でも、トランク開けても、その下にモーターやコンバーターなどが増えたせいで、荷室がせまくなったという感じもほぼありません。これもシンプルな構造のおかげですね。
ノート e-POWER 4WDのシンプルな構造の効果は、例えば車両重量とか価格面にも出ています。ね、どちらも意外と差がないと思いませんか?
ノート e-POWER(グレード:X)
- 車両重量: 1220kg
- 価格:2,021,760円~
ノート e-POWER 4WD(グレード:X FOUR)
- 車両重量: 1300kg
- 価格:2,337,760円~
▼実際のノート e-POWER 4WDの走行の様子はこちらでどうぞ
では、ノート e-POWER 4WDの実際の四駆の部分について、もう少しお話しましょう。
ただね、私がいちばんびっくりしたポイントは、実は外見の話なんです。
ノート e-POWER 4WDって、外見では4WDってほぼわからないんです。どこにも四駆とか4WDとかって書いてない。
というか、車内に入っても、ほぼわからないはずです。スイッチも奥ゆかしい感じ。
これは、その昔のドヤ四駆時代を知っているおっさんにとっては違和感があります。なぜせっかくの4WDを!四駆を!ドヤらないんだ!ということですね。
ただ、それは今どきのそれもノートのような普通の車の4WDは、あの昔のドヤ四駆とは考え方がまったく違うものなんですよね。だから、ドヤらない。ドヤる必要がない。
ドヤ四駆の時代は、言ってみれば雪道をがんがん走破できる!ってのが、4WDのイメージでした。
でも、e-POWERの4WDとなると、雪道でも生活道路が安心して運転できるよってのが、4WDのイメージに変わります。
そもそも、ノート e-POWER 4WDはいわゆるフルタイム四駆ってやつではありません。
普段は2WDで走っていて、必要になったら「左手は添えるだけ」って感じ、そっとサポートしてくれるっていう4WDです。
- カーブなどで前輪が滑り出したら、瞬時に後輪がフォローして車を安定させる
- 坂道発進でトルクが必要と判断したら、瞬時に後輪がフォローして車を安定させる
- 雪道で前輪が滑り出したら、瞬時に後輪がフォローして車を安定させる
そう、そもそもe-POWER 4WDは、その存在そのものがドヤじゃないんですよ。
いやあ、時代は変わりましたね。
「私をスキーに連れてって」で昭和末期から始まった四駆ブームも、平成最後の冬にはe-POWER 4WDになるわけですよ。
しかも、このタイミングで、ノートはセーフティ・サポートカーSに対応するように、e-POWER S以外の全グレードで、以下の機能をほぼ標準装備としています。
- 踏み間違い衝突防止アシスト
- インテリジェント クルーズコントロール
- インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)
これ、少し前だったら、先進機能で大々的にPRするようなものですよ。でも、もう標準装備です。これが今の日本のコンパクトカーの標準なんです。
時代は変わりました、そりゃ平成も終わりますよ。
さて。
この日発表会後半のトークショーのゲストは速水もこみちさんでした。
なぜ、速水もこみちがゲストだったのか?、私はそんなことばっかり考えていました。
というか、もこみちさん想像よりもずっと大きい。
というか、もこみちさん、身長186cmなのも重要なのですが、足長いんです。もうくっそ長い。
で、この背がくそ高く、かつ足がくそ長いもこみちさんでも、ノート e-POWER 4WDが快適ってことは、一般的に日本人はほぼ全員大丈夫ですよ。一目瞭然ですよ。
料理するから食材運ぶとか、オリーブオイルとか、そういうことはたぶんどうでもいいんですよ。ゆきみちじゃなくて、もこみちとかもどうでもいいんですよ。問題はこの足の長さですよ、まちがいないです。
同じく発表会に参加されたみなさんの記事はこちら。
せっかくなので、引用しつつ、さらにノート e-POWER 4WDについて、まとめてみましょう。
★ワンペダルで操作できるので「雪道でブレーキをふむ」という怖いシーンが軽減されます。
★ブレーキを踏む回数が減ったため、ブレーキで停止した最後に体が降り戻されることも少なくなり、車酔いしにくい走りができます。
矢野さんも強調されている部分ですが、このノート e-POWER 4WDに限らず、ノート e-POWERでいちばん伝わりにくい部分がこのワンペダルの部分です。
街中を走っているときに、ブレーキを踏むことがほとんどないワンペダル操作ができるのが、ノート e-POWERであり、ノート e-POWER 4WDなんです。
でも、実は一度乗ってしまうといきなり一瞬でわかってしまうすごさでもあるんです。
なので、私もノート e-POWERどう?って聞かれたときは、気になっているならとにかく一度乗ってみるのがおすすめと答えることにしています。
ということで、以下 日産グローバル本社ギャラリーでの試乗案内とノート e-POWERの試乗車が探せるリンクとノート e-POWERのレンタカー探しのリンクをつけておきます。日本のどこかで試乗できるはず。
次は、ノート e-POWERのエンジニアリングの部分。
平坦な凍結路や未圧雪路でもそのリアトラクションの威力は絶大。FFではスタックするところも走行可能になりました。
これは豪雪地帯やミラーバーンが多い、峠道、山坂道の地方では間違いなくキラーパフォーマンスとなることでしょう。なぜなら趣味性のスポーツ4WDは1の性能を1.5や2.0にするものに対し、通勤や通学といった生活の場合は天候によってスタックしては困る、つまり0を1にすることが求められるからです。
ここです。生活のための4WD。ほら、もうドヤ四駆の時代じゃないんですよ。
そして、最後はなぜ今ノート e-POWERが売れているかの部分です。ホント、なんでなんでしょうね。
コンパクトだけど広くて快適、ガソリン車だけど電気で走る4WD「ノート e-POWER 4WD」。もしも未来に乗りたいのであれば、選択肢はこっちです。
いやあ、もうホントここなんです。
ハイブリッドの実質元祖である初代プリウスが登場してから、もう約20年。完全電気自動車である初代リーフの登場から、約8年。
もうね、みんなそろそろ電気という未来を選択していいって気持ちになっているんですよね。ノート e-POWERの躍進は、その証拠に十分なっていると思います。
この先、日本に限らず世界中で電気自動車へのシフトが進んでいくのは、目に見えています。
そう、未来はこっちなんです。日本は世界よりもひと足先にたどりつきそうですね。
▼ノート e-POWERはアマゾンにも情報ありました。さすが未来の車!(さすがにポチっと買えるわけではなさそう)
▼ミニカーならアマゾンで買える!